NFSについて
NFS(Network File System) とは
分散ファイルシステムの一種です。 基本的な機能は、Windows のネットワークドライブや、 Samba,runba などと同じようなものです。
ローカルのアクセス(HDDなど)も、リモートアクセス(NFS)も、 同じように扱うことが出来るようになります。
特徴としては、
・UDP(コネクションレス)で動作する
・ステートレス
・機種に依存しない
が挙げられます。
ステートレスなので、NFS.x のような不安定なクライアントを 繋いでも、サーバが落ちるようなことはありません (落とすこともできますが(^^;)。
また、機種依存しなく、 メジャーなプロトコルなので、大抵の環境で使えます。 しかも、フリーウェアの NFS サーバ も沢山あります。
NFS(ver.2) の仕様は RFC1094 で決められています。 RFC にのみ従っていれば、どのようなサーバ・クライアント間でも 問題なく通信が行えます(建前では)。
■欠点
FTP などのプロトコルと比べて以下のような欠点があります。
・オーバヘッドが大きい
・データの信頼性が低い
つまり、大きなファイルや沢山のファイルを単純に転送したい時は、 FTP 等を使う方が良いということになります。
NFSサーバの紹介
UNIX
UNIX の場合には、相当古いものでなければ、 NFS ぐらいは標準で実装されているはずです。
Windows
・War NFS Daemon
・SOSS
両方ともフリーウェアです。95/98/NT どの環境でも使えます。
PC9800(MS-DOS)
・PC/TCP advanced-kit
アライドテレシス社から出ている製品です。 PC98 の DOS で使える NFS というと、これぐらいしか無いと思います。
ちなみに、basic-kit には NFS は入っていません。 うちには basic-kit しかないので、実際に NFS の機能を使った事はないです。