クレーン・デリック運転士
概要 †
クレーン、デリックを運転できる免許です。
運転できる対象は、大雑把にいうと、クレーンのようなもので自走できないものです。
これから取得する場合は、限定なしと、クレーン限定、床上運転式クレーン限定があります。その他に、旧資格からの移行でデリック限定があります。
多くの場合、教習所に通いクレーン限定で取得します。
限定なしとの違いは学科の違いのみです。
そのため、クレーン限定は学科試験のみで限定解除できます。
床上運転式クレーン限定は、実技も異なります。
学科を教習所で受ける場合、
構造6時間、力学6時間、電気6時間、法令6時間
の計24時間です。
しかし、試験は教習所と関係なく普通に受ける必要があります。自動車運転免許と同じ感じです。
教習所で学科も行うと、費用が高くなるので、まず学科だけ受けておいて、合格後に教習所に通う方法が便利です。(学科合格の有効期限は試験日から1年間)
学科を限定なしで受けておけば、教習はクレーン限定でも、限定なしの免許を受けられます。
この方法のデメリットは、合格後の申請を自分でしないといけないので、すこし面倒というところくらいです。
学科は、過去問を3年分もやれば取れます。
学科なしの教習は、おおよそ10万円、7日間です。
受験資格
特になし。免許交付は18歳以上。
教習 †
8時間+合図+修了試験
(揚貨装置運転実技教習、クレーン運転実技教習及び移動式クレーン運転実技教習
規程)
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/hor/hombun/hor1-23/hor1-23-1-1-0.htm
基本運転4時間
応用運転4時間
合図の基本作業1時間
基本運転は1日1時間。応用運転は1日2時間まで。
クレーン・デリック運転士の場合、運転室で運転するタイプの天井クレーンで、操作方法はクランクハンドル式です。
横行は0ノッチでブレーキで、1ノッチでコースチング(ブレーキのみ解除)です。教習では2ノッチまでしか使いません。
走行に比べて速度が遅いです。
走行は1ノッチで動きます。教習では1ノッチまでしか使いません。
0ノッチでも慣性で走ります。風が強いと流れます。
ブレーキは油圧のフットブレーキです。
振れないように止めるには、ブレーキの加減が必要。
コースをまわるときは、横行が遅いので、それに合わせて走行させる感じです。
経験なしで教習を受ける場合、8時間は結構がんばらないとダメな時間設定です。教習内だけ受け身でやってたら多分足りません。
移動式クレーンが最初の1時間で試験を通れそうな気がしたのに対して、天井クレーンは5時間くらいはそんな気になれませんでした。
ただ、仕事にするとしたら、移動式クレーンは現場までの自走もあるので、天井クレーンの方が楽かもしれません。
バー越えでは、走行させてから、惰性で越えられそうな適当なところで0ノッチにして、振れが戻ってきて垂直になったところで、がっつりブレーキを踏むとピタッと止まるのですが、なぜそうなるかは、いまだに理解していません。
横行のインチングは案外タイミングに慣れが必要でした。
インチング:最低量だけ動かす操作。機械への負担が大きいので多用は不可。
YouTube?参考動画 †
人の動画に勝手に感想をつけさせてもらいます。ごめんなさい。
クレーンデリック運転士免許 実技試験
の動画。
常時ちょっと振れてます。もうちょっとピタッと止めて欲しいけど、試験的には問題ないです。
クレーン運転実技教習(試験コース)
の動画。
動画内コメントの通りですね。コメント込みで参考になります。
免許申請 †
http://yamanashi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/anzen_eisei/tetsuzuki/8-2.html
学科後に教習終了の場合は、試験合格ではなく有資格者等の扱いで、住所地の労働局に申請する。
免許自体は、東京から送られてくるらしい。2週から1ヶ月くらい。
免許申請書
写真 30x24
収入印紙 1500円分
返信用切手 380円分
他の免許証
本人確認できる書面 住民票、運転免許 (本籍地)
山梨労働局労働基準部健康安全課
過去問メモ †
力学 †
H24前期
1kg * 9.8m/s2 = 1N 単位に注意
玉かけワイヤロープの安全係数は6以上
H23後期
鋼 比重7.8
鋳鉄 7.2
巻き上げドラム 曲げ荷重、ねじり荷重
天井クレーンのガーダ 曲げ荷重
H23前期
つり角度30度 係数 1.04
つり角度60度 1.16
つり角度90度 1.41
つり角度120度 2.0
1/cos(θ/2)
H22
両振り荷重 力の向きと大きさが時間とともに変わる
片振り荷重 力の向きが同じで大きさが時間とともにかわる
H21前
モード係数 基本安全荷重=ある状態で吊ることができる最大質量/モード系数
原動機 †
H24前
誤 絶縁体は、振動、衝撃などによる機械的な要因では劣化しないが、日光、雨などによる自然環境的な要因で劣化することがある。
→振動・衝撃でも劣化する
誤 電動機が起動した後、回転数が上がらない場合の原因の一つとして、電源側の配線が断線していることがあげられる。
→断線している場合、起動しない
H23後
半間接制御 1次:間接制御 2次:直接制御
東日本 50Hz
すくい上げトロリ線給電は、小容量で使われる
H23前
ワードレオナード制御
感電の安全限界 50mA秒
H22前
二次抵抗制御 巻き上げの制御に使う
H21後
巻線形三相誘導電動機の起動 回転子の抵抗を制御して行う
法規 †
落成検査
安定度試験
転倒する恐れがないものは不要
定格荷重の1.27倍で最も不利な条件で地切り
荷重試験
1.25倍。200t超は+50tでつり上げ、走行等
所管労働基準監督署長は、安全装置の分解を命ずることができる
立ち会わなければいけない
走行クレーン
歩道がない
最後部と上方はり、0.4m以上
歩道
1.5mの天蓋がある場合、歩道と上方はり、1.8m以上としなくてもよい
柱のある部分0.4m以上
柱のない部分0.6m以上
運転室の端まで0.3m以下
ガーダに歩道
クレーン最上部とはり0.4m以上
特別教育
吊り上げ荷4t
床上限定
×無線
床上技能講習
吊り上げ荷11t
限定なし
跨線テルハ5t
クレーン限定
5tクレーン
巻き過ぎ防止
つり具、上面0.25m以上
直動 0.05m
やむを得ない場合、専用の搭乗設備で労働者をつり上げ可
吊り荷の下
×つりクランプ1個
×ハッカー
×動力効果以外の効果
1年毎の定期自主検査
定格荷重
クレーン検査表に記載は必要ない
検査小の有効2か月以内ならしなくてもよい
3年間保存
月一回
フック、グラブバケット等釣具の損傷の有無
コントローラの以上の有無
作業前点検
横行するレールの状態
以上が会った場合ただちに補修
巻過ぎ防止
つりあげ20tアンローダ 免許携帯必要
労安衛生方違反の取消しは1年間欠格
氏名変更は免許書き換え
つりちぇーn4%ののびOK
直径7%減少のワイヤロープNG
亀裂ある釣りチェーンNG
安全係数6未満のワイヤロープNG
キンクしたワイヤロープNG
強風党により危険なばあいに従事させない
関係労働者以外の対地入り禁止と見やすい個所への表示。
立ち入るときに監視人を置くことは規定されていない。
安全帯、保護帽の使用状況の監視
点検、不具合の取り除かせる
指揮者に作業の方法、配置を決定、しき
でりっく使用再開
底角荷重の1.25倍
でリック10t安定度検査なし?
つりあげ0.5以上のクレーン
事故の報告
しぼう、休業したとき、報告
くれーんおいっそう、東海、らっか、ジブの折損
×巻過ぎ防止装置の破損
ワイヤロープ、釣りチェーの切断
住所変更書き換え不要
本籍、氏名書き換え必要
都道府県労働局長
中震以上の地震のあと、でリックの以上を点検、記録
デリックのつり上げ機構に変更。変更検査必要なし
クレーンのつり上げ機構の変更。工事開始の30日前
デリック組立
指揮者、落成検査の準備は含まれない
製造
つりあげ3t以上ジブクレーン
設置
つりあげ3t天井 30日前
設置報告書
0.5t−1.0t巣タッカー式クレーン あらかじめ
落成検査
3t橋形
異動
クレーン検査小を有するクレーン10日以内
†
2013/04/30 クレーン・デリック運転士 学科申込 6880+420
2013/05/06 クレーン・デリック運転士 受験票受取
試2013/05/14 クレーン・デリック運転士 学科試験 2800+2800+650+600+650
2013/05/21 クレーン・デリック運転士 学科 発表 合格
2013/05/22 クレーン・デリック運転士 結果受取
講2013/10/4-11 クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士教習 102,300
交通費 2800
2013/10/16 クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士 免許申請
2013/10/24 クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士 免許到着 (10/23発送)
交通費260 切手390/2 手数料1500